mizdra's blog

ぽよぐらみんぐ

RubyKaigi 2025 に参加した

同僚の id:onk さんや id:Pasta-K さんにぜひ来てほしいと誘われたので、参加してみました。普段は JavaScript ばかり書いてて 全く Ruby 書いたことないです。RubyKaigi 初参加です。せっかくなので感想を書いておきます。

プログラミング言語の話が多い

「RubyKaigi は Ruby の言語開発者が話すカンファレンスで、プログラミング言語の話ばかりしている」と事前に聞いていて心構えはしていたのですが、その想像の3倍はプログラミング言語の話をしていて驚きました。JIT の話、静的型の話、irb の話、ビルドシステムの話、パーサーの話、Linter の話、Language Serevr の話、などなど。それだけならまあプログラミング言語のカンファレンスだしな、と思えたけどそれらのテーマのセッションが数個あって、マジかよとなってました。つまり JIT / 静的型 / irb / ビルドシステムの話などを、3日のうちに何度も聞くことになります。これに 1500 人集まってるの本当に???と思いました。

書いたこともない言語の話を聞いて楽しめるのか? と正直不安だったのですが、かなり楽しかったです。id:mizdra 自身はプログラミング言語の話が好きで、それ関連の話題に馴染みがあったので、それなりにセッションにはついていけていました。あと Ruby のリリースノートは普段から目を通していて、RBS や Prism などのことは知っていたので、話が頭に入ってきやすかったというのもあると思います。

一方で、会場にいた RubyKaigi 初参加者に話を聞いたところ、(Ruby 経験ある人もない人も) セッションの内容が難しくて理解するのが大変だったと言ってる方が多かったです。そりゃそうですよね。

正直セッションのレベル高すぎないかと思ったのですが、id:Pasta-K さん曰く前年の RubyKaigi の続きの話をするセッションが多いので、何度も RubyKaigi に足を運んでいるとだんだんと理解できてくるそうです。そう言われると確かに「これは前回の RubyKaigi のセッションの続きで〜」と言われてるやつが多かったです。初回参加でめげずに来年も参加してみると、違った景色が見れそうです。

あと話の細部は分からずとも、「なんか複数のセッションで度々 Prism ってやつ話題になってたし、それが最近はアツいんだな〜」という印象は、参加者なら誰でも得られたのではないでしょうか。そういうワードを意識して Ruby のリリースノートを読むと、より楽しめそうだなと思いました。

自由に書けることを良しとしてる

RubyKaigi で最も印象的だったセッションは、TRICK 2025 でした。Ruby の構文の表現力を活かしたアート (プログラム) を Rubyist が事前応募で投稿して、その中でとくに優れたものを表彰するセッションでした。何年かに1度、RubyKaigi の中で不定期に開催されているイベントのようです。何年か前に SNS で話題になった「金魚が泳ぐ Quine」は、TRICK2022 で発表されたものだそうです (知らなかった)。

今年の分は以下のリポジトリで公開されています。超絶技巧すぎて解説がないと理解するのは難しいと思います... ぜひセッションの映像が公開されたらそれを見てみてください。

github.com

普段 JavaScript 書いている人ならではの感想だと思うのですが、「何でも自由に書けるということを、ここまでポジティブにいじって良いんだ」と感じました。よく SNS で「JavaScript はこんな変な書き方ができてしまう! 駄目な言語だ!」と話題になることもあって、変な書き方ができることを良しとする文化がとても新鮮でした。言語の違い、文化の違い、コミュニティの違いを強く感じるセッションでした。

観光 (行き)

松山という立地が中々大変でした。交通の便が悪すぎる! 飛行機で行くのが最も楽だと思うのですが、何ヶ月も前に事前に予約したり保安検査通れるように気を遣ったりするのが面倒すぎて、基本電車で行くことにしました。飛行機組の2倍以上時間は掛かるけど...

折角なので鳴門観光していくかと思って、行きは鳴門に寄りました。とても景色が良かったです。

鯛茶漬けと絶景

渦潮の観光船に乗ろうと思っていたので、ご飯を食べた後は港へと向かいました。ただ、歩いているうちに雨が降り出し、風も強くなってきました。

一瞬で視界が最悪に

港についた頃には暴風雨でした。まあそんな予感はしてましたが船は休航になりました。

仕方がないので港を出て、橋の下部にある「渦の道」という遊歩道へと向かいました。こちらからは雨でも渦潮が見れて良かったです。

このあと高松へとバスで向かって、その後特急 (いしづち号) に乗って松山まで向かう...予定だったのですが、バスが遅れて乗りたかった特急に乗り遅れました。1時間後にもう1本走っていたので松山には行けるのですが、それまで高松で足止めされてました。まあ仕方ない。

1時間気長に次の電車を待ってたら、アンパンマン仕様のやつが来ました。コンテンツ力が高い。

観光 (帰り)

松山城、道後温泉に寄りました。どっちも良かったです。道後温泉 本館、もっと広いかと思っていたのですが意外と小さくてへえとなってました。松山城は景色が良かったです (あと暑かった!)。

帰りのルートは特急 (しおかぜ号) と新幹線に乗って、松山 => 岡山 => 東京 のルートで帰りました。しおかぜ号は瀬戸大橋を渡る特急電車です。とても景色が良くて満足度が高かったです。

おわりに

ちゃんと楽しめるか不安だったのですが、僕が好きな話ばかりされていたので結構楽しめました。僕と同じようにプログラミング言語大好きな人が行ったら、同じように楽しめると思います。

Kaigi on Rails も気になってるので、次はそちらに行ってみようかなと思いつつあります。

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