Pokémon RNG Advent Calendar 2016 24日目の記事です.
今日は一部の界隈ではクリスマス・イブと呼ばれる日だそうですが, 僕はゆゆ式のニコ生一挙放送が行われる日だと認識しています. この記事も画面左半分でゆゆ式を視聴しながら書いている訳です.
さて, 駄文はこれくらいにしてタイトル通り「Pokémon RNG Advent Calendar の主催をした話」について書いていこうと思います.
先に断っておきますが, これはポエムです.
開催をしようとおもったきっかけ
そもそも僕がPokémon RNG Advent Calendarを開催しようと思ったのは以下のツイートを見たのがきっかけです.
乱数調整Advent Calendar #とは
— oupo (隠居中) (@_oupo_) 2015年12月26日
当時僕がこのツイートを見た時, 「乱数調整Advent Calendarか. 需要あるのかな〜?」などと考えていた気がします. その時点では開催するつもりは無かったのですが, 後ほど述べる諸所の理由からAdvent Calendarを開催することを決めました.
背景
ここで, 僕が今まで乱数調整にどう関わってきたかについて書いていこうと思います. 僕が乱数調整に初めて関わったのが2010年くらいで, PHSを使ってHGSSで色乱数(調整)をしていました . その後暫くHGSSやBW1, BW2で高個体値ポケモンを生成したり, 色違いポケモンを生成したりと色々な乱数調整をしていました.
時は2013年, 当時BWのレーティングバトルでは地球投げを覚えた輝石ラッキーが人気でした. ラッキーに地球投げを覚えさせるには第三世代の教え技を利用するしかないのですが, 僕はEmを持っていなかったので, FRLGを使って乱数調整をするしかありませんでした. 補足ですが, Emでは乱数の仕組みがほぼ解析され, 乱数調整が容易に出来ることが判明しています. 一方で, FRLGは初期Seedの決定方法が解明されていないため(再現性はとれますが, 計算式が不明 *1 ), 乱数調整を行うのは少々困難です. その為, FRLG乱数調整界隈の人口は非常に少なく, FRLG用の乱数調整補助ツールも殆ど出回っていないので, 既存のツールでは出来ない乱数調整をするにはツールを自作する必要がありました. 幸いなことに, 僕はそれ以前からプログラミングを学習しており, 簡単なプログラムを作成する程度のスキルを持っていたので, ネット上の解析情報を頼りにFRLGの乱数調整を作成することができました.
その後も乱数調整補助ツールを幾つか作るなどして今に至るわけですが, 「この乱数調整補助ツール」というのは小さな界隈でしか通じないキーワードで, 非常に奥が深く, 乱数調整という言葉を知らない人に僕がやっていることを上手く伝えられないという問題がありました. 乱数調整をいう言葉を一言で説明するのは非常に難しく, 乱数の種類や乱数生成法, ゲーム内でどう乱数が扱われているかという乱数調整の原理を全て押さえてから, 乱数調整について説明しなければなりません. しかし, 驚くべきことに乱数調整をこうした原理を含めて解説されている (日本語の) 記事は今までこの世の中に1つも無かったのです. こうした背景から, 乱数調整という言葉を初めて聞いた人向けに乱数調整について解説する「乱数調整 入門」を書こうと思い, Pokémon RNG Advent Calendarの開催を決意した訳です.
http://mizdra.hatenablog.com/entry/2016/12/01/235954mizdra.hatenablog.com
勿論, Pokémon RNG Advent Calendarを開催しようと思った理由に「乱数調整の楽しさについて純粋に皆に知って欲しいから」というのもあります. ですから, 1日目の記事は乱数調整の原理も説明しつつ, 乱数調整の楽しさも同時に伝えるということを意識して書いています.
開催した後の話
初め僕は「マイナーな分野だしどうせ全日埋まらないだろうなあ」という気持ちでこのAdvent Calendarを開催したのですが, なんと12/24の時点で全日埋まっております. めでたい!!! 🎉🎉🎉
SM乱数調整が盛り上がったおかげですね. ありがたい 🙏
また, 僕がLTイベントで登壇した際にこのAdvent Calendarの宣伝をさせて頂きました. LTイベントでは「乱数調整と謎乱数の話」, 「乱数調整 入門」について話しました.
http://www.slideshare.net/mizdra/ss-70392889www.slideshare.net
http://www.slideshare.net/mizdra/ss-70230261www.slideshare.net
イベントに同席された方に話を伺うと, 「乱数調整に興味はあるが, やり方がよく分からない」「最新作での乱数調整はできるのか」などの質問を頂くことがあり, それなりにこういう話をする需要はあるようです.
今後LTで話す乱数調整ネタですが, SM乱数調整関連で何か話せればいいなあ程度に考えています. お楽しみに.
おわりに
書いた文章を読み返すと, 文脈もクソもないし, 結論もアレで色々終わっています. まさにポエムという感じですね.
まあ, これはポエムだと一番初めに宣言しているので許されたい.
おわり.
明日は @quan_dra さんが担当です!
*1:当時は全くの不明でしたが, 現在ではある程度解析されています